大嫌いなはずなのに。

ガタンッ

電車がカーブで大きく傾いた

蒼がふらついて窓に手をかける


これは!!!あの憧れの壁ドンじゃない!?!?

きっと私の顔は真っ赤だと思う


憧れの壁ドンさてただけで感動して泣きそうだよ〜

「わりぃ」

蒼の顔を見ようとするけどプイっと知らされてしまった

「こっちみんな」

壁ドンタイムも終わり

電車は再び大きく傾いた。反対側に

「うわっ」

足元がふらついて蒼に抱きつくような形になってしまった

「っごめん」

蒼をチラッとみるとまたプイってやられた

「蒼〜!大丈夫ー?」

誠くんが蒼に話しかける

「大丈夫じゃねえ」

そんなに重かった??

「蒼大丈夫!?!?ごめんなさい!!」

「杏奈ちゃん大丈夫だよ!こいつこんなことで死なないから」

「うん…」

蒼ごめん

好きな人に抱きついて欲しかったよね

沈んだテンションのまま目的地についた