「白木さん。ちょっといい?」

同じクラスの山崎くん

「いいよ」


ついていくと、体育館倉庫


「どうしたの?」

「白木さんっていい体してるよね」

「え!?本当!?」

「うん。俺タイプかも」

やったぁぁ!!

「だからヤらせてよ?」

ヤらせてよ?

ヤらせてよ?

ぎゃああああああ!!無理ぃぃ!!!


「無理無理!!!」

「白井さんは本当バカだなー!体育館倉庫に入れられるとどうなるかわかってる?」

「わかりま…せん」

「鍵閉められるんだよ????」


「え。」


「だからもう終わり」

逃げようと思って抵抗するも、そこはやっぱり男

手を捕まれて逃げられない

「まさいいぞー」

「はいはーい」

跳び箱の裏から出てきたのは

花田くん。超怖いって噂の

花田くんが近づいてきて、私のブラウスのボタンを取っていく

もう怖くて動けない


ブラウスのボタンを全部開けられてしまい、もう涙が出てくる


助けてよ。蒼

「なにしてんの?こんなところで」

蒼???

「佐々木、お前も入るか?」

「入んねーよ。杏奈を返せ。」

「返すわけねーだろ?こんないい獲物。逃すはずねーよ」

「じゃあ力ずくで奪い返す」

蒼はそういうと、山崎くんに近づき一発殴った。山崎くんは弱かった。ふらっと倒れた。花田くんはもういなかった。

「大丈夫か?」

「うん。ありがと」

パッと顔を上げると真っ赤になった蒼の顔があった

「みえてる。」

へ??

視線を下にすると

「きゃあああ!何見てんの!!変態!」

「見たくて見たわけじゃねーよ」

「みたもん!!」

恥ずかしくて顔から火がでそう

「俺もう行くから。一人で帰ってこれるだろ?」

帰れるけど…一人になりたくなかった

「行かないで。」

そういって蒼の袖を引っ張った

蒼の顔は真っ赤だった。

蒼には言えない。さっき蒼のことかっこいいって思ったこととか、胸がキュンってなったこと。