夏の妄想短編集!

しばらくしてふわりと風が吹いた

「あ、」


雅孝くんが少し驚いた顔をする。


「あ...」


見ると、雅孝くんの線香花火が落ちていた。
私の線香花火はまだかろうじて、火花を散らしていた。


「俺のほうが先に落ちちまったな...
こんなことに付き合わせて悪い」

さみしそうに笑う雅孝くん。


本当にこれでいいのかな...

ううん、よくない。
よくないよ。