夏の妄想短編集!

しばらく手をひかれる。

「よし、ついた。」

そこにはきれいな川が流れていた。

「ん、線香花火」

雅孝くんはぶっきらぼうに線香花火を私に渡す。

「これで、お前のほうが先に落ちたら俺と付き合って」


「は!?!?」


え、ちょっちょっ...


「俺、ずっとお前の事好きだったんだ。
だから、ちょっとした運にかけようと思って」

一息おいて

「こうでもしなきゃ二人っきりになれなかっただろ?」

雅孝くんはそう言っていつもの笑顔を見せる。


そんなことしなくても私は雅孝くんが好きなのに。

ここまで来ても私はこの言葉を言うことができなかった。


「わかったよ、やろ!」