キラ男くんの名前は
マサオくんとゆーらしい


と、ゆーわけで

「きーくんでどぉ?」


「きーくんいーね♡」


「キラ男からとるなよ」



入学して一週間

いつのまにか
あたしとマコ、きーくん(笑)、ゆの
の4人で集まるよーになった


マコときーくんはバスケ部でお互いのことを知っていたらしい

「きーくんはバスケ部だからそんなに大きいのかぁ」

「確かに大きいよね、ちょっとりつと並んでみて?」



あたしと、きーくんが横に並んだ



「プッ」

「りつ、捕らえられた宇宙人みてーーー!!!」

「マコもかわらんでしょーが!!」

あたしはマコに頭ぐりぐりの制裁を下した

ゆのが、あたしとマコのじゃれ合いを見て
ため息を付きながら話を続ける 

「りつが小さいから余計大きくみえるんだろーけど…きーくん何センチなの?」


「…………………」

「…?きーーくーーーん?」



「え、何?」

「きーくん背何センチなのって聞いたの」


「あぁ…188センチかな」


「「188!?」」

あたしとマコがくいつく

「あたしと40センチもちがう…」

「俺とは20センチだな!!」

ゴンッ!!

げんこつを食らわせた

「あんたあたしと5センチしかかわんないでしょ」


すると、ポンポンと大きい手のひらがあたしの頭を包んだ

「こんな小さい子に出会ったことない」


きーくんは、ぼーっと(割と普段もぼーっとしてるけど)言った




それをみたゆのはニヤニヤしていた