こうして保健室に行くのはいつものことで、


本当に体調を崩した時とかももちろんあるのだが、大半はサボりで保健室に行く。

もはや常連さんだった。



コンコン‥失礼します。

ベットを借りに来まし‥た‥ってあれ?

誰もいない?

周りを見渡しても先生の姿はなかった。


その時保健室のカーテンの閉ざされたベッドの方から、

先生なら今職員室にいてここにはいないよ。

と女の子の声が聞こえた。


僕は小さい声で

ありがとう‥と言った。

保健室のベッドは3つあるので
先生には無断だが平気だろうと思い、

寝た。