私は、教室のドアを静かに開けた。
だけど、緊張で手がすべって
勢いよく大きな音が鳴ってドアが開いた。
「ガラッ。」
さっきまで、ガヤガヤしていた教室内も、
勢いよくドアが開いたせいで、
「シーン…」
みんなが、無言で私の方を見ている。
クラスの皆からの視線が、すごい。
あー…やっちゃった。恥ずかしいー！
私は、皆からの視線を感じながら
自分の出席番号の席に座った。
ラッキーなことに、転校生の私は
出席番号が一番最後ってことがあり、
教室の一番最後の窓側の席だった。
良かったー！あまり、目立たない！
