「別に、重くないよ
身長の割には軽い。もっと食べなよ。」

「う、うん…」


やばい、すごい緊張する。
心臓の音忍くんに伝わっちゃう…!


「ねえ、緊張しすぎ。
それとも俺のこと好きなの?
さっきから心臓の音うるさい。」


つ、伝わってたー!!!!!


「ち、違うよ!
そんなわけないじゃん」

「早く乗り換えなよ」

「えっ…?」


忍くんはゆっくりと私を下ろす。
そして、私をまっすぐ見つめる。




「拓磨なんかやめて、俺にしろよ」