身長差分の愛をください。

「ここの自然、本当すごい…!」

「木が鼓動を打っている!!!!」

私は持ってきた一眼レフを構えて写真を撮りまくる。

興奮してるのは私と拓磨くんだけ。


「なによ、木が鼓動を打ってるって。」

「あはは…」


忍くんは苦笑い。
いつもの忍くんならきっと呆れて嫌味の一つでも言いそうだ。


「あっ、リス…」


足元に1匹のリスを見つけた。

写真撮りたいな…


カメラを構える。


「…!」


リスは大きな一眼レフを見て驚いたのか逃げてしまった。

「え!?ちょっ、まってぇぇぇ!?!?」


しまったと思った時はもう遅い。
私は足をくじいて木のあいだを転がり落ちる。


「おい、真琴!!!!」


忍くんの叫び声を最後に私は意識を手放した。