身長差分の愛をください。

「しーのぶっ」

そこで、忍くんの後ろから抱きつく男の子。

忍くんよりもひとまわり、ふたまわり大きい。


「拓磨...」

忍くんは少し困った顔をする。


「あ、自己紹介のときこけてた人だ」

にかっと笑う彼の顔。
ふいに私の胸は高鳴る。

やば、タイプ。

「ちょ、それで覚えるのやめてよー!」

「うそうそ、真琴ちゃんでしょ?
可愛いからすぐ覚えちゃった☆」


うわぁ、こんなことさらっと言うなんて...
てか、からかわれてるよ完全に...

「拓磨くん...だっけ?
そんな風に私のことからからかってもいいことないからね?」

私は照れてるのを必死に隠す。

「おれは本音を言ったんだけどなぁ?
って忍どうした。」

「...えっ?
あぁ、なんもないよ。
とりあえずこの腕はなしてよ苦しい...
そろそろ時間だし席つこう?」


忍くんは苦笑してる。
ずっと抱きつかれてて苦笑するのも無理はない。


というか...
さっきから胸の鼓動がなんとなく...うるさい。


なにこれ...?