真琴side...

「はぁ...」


高校生になってから何度目のため息だろうか。

私はゆっくり学校へ行く坂を下っていた。


思い出すのは昨日のこと。
突然急変した忍くん。


ただただ怖かったけど、最後には私の心配してくれて、とっても優しい人。


「心は最初から見抜いてたってことか...」


でも、近づくなって程じゃないと思うんだよなぁ...