身長差分の愛をください。

ーーーーーーーーーー嫌なことを思い出した。


俺は席に座って窓の外を見る。

極力、誰にもかかわらずにいよう。
今朝のあの子には会えるだろうか。



「よぉ!」

いきなり声をかけられびっくりする。
声の主はいきなり俺の前の席に座る。

うざい…
そう思った。

「はじめまして、そこは…君の席なの?」

俺は今できる最高の笑顔で答えた。


「いや、ちげーけどお前がなんか面白そうだから」


そういってにかっと笑う。


「あぁ!俺は拓磨!
三浦拓磨。
席はお前の席の3個前だよ」

な、なんだこいつ…
コミュ力高い…

しかもなんかがたいよすぎる…
肩幅ひろい…


「お…僕は水橋忍
よろしくね」

危ない、危うく俺って言いそうになった。