そして、わたしは自分の部屋で目が覚めた。

部屋の外から声がする。

「お母さん、醤油とってぇ。」

「はい。はぃ。どうぞ。」

わたしはリビングに行く。

「みんな、生き返ったんだね。良かった。」

「ヒカル。ありがとう。女神アテネ様のところに行けたんだね。」
とお父さんが言う。
わたしは驚いた。
「なんで知ってるの?最初の世界崩壊の時、女神様に元に戻してもらったからね。そういえばゆうや君と会わなくていいのかい?」

「ゆうやのこと知ってるの?」

「もし、わたしが死んだ場合。娘を頼んだからな。」

「そうだったんだ。ゆうやのところに行ってくる。」と玄関の扉を開けた。