りこを見ているとはかなげでどこか寂しそうで時々胸が締め付けられそうになる。いつも無理して笑っているようで辛かった。りこが何かを抱えていることはなんとなく感じていた。けどまだりこの奥深くまで入っていくのはデリカシーがない気がしていた。何よりも嫌われるのは怖い。今がよければいい。そう言い聞かせていた。りこと過ごす日々はあっというまで生きてきた中で一番俺は満たされていたように思う。卒業式までのカウントダウンがせまってきていた。         そんな時、りこの方から「遊園地いってみたいな。」 デートの誘いだった。   マジ?信じられねー!!!りことデートだ・・・嬉しすぎる☆☆        「オッケー!」 軽いノリで返事したけど。。。
デートの前日俺は興奮状態でまったく眠れなかったんだ。