「別れたってなに？」

『ティパニに振られた』


ソニは信じられないと言った表情だ。

私だって信じたくないよ。
でも確かにティパニは…。


『私のこともう好きじゃないんだって』

「うそ…」

『嘘じゃないよ
ティパニに言われた…』

「でもそれは本心じゃないはずだよ」

『どうかな』


ソニは慰めてくれるけど
私はショックで仕方がなかった。


「何か言った？
ティパニが怒るようなこと」

『心当たりが全くない』

「そっか
じゃあ、私が聞いといてあげる
テヨンは少しの間は離れた方がいいかも」

『うん、そうする
ソニ、ティパニのことよろしくね』


ティパニのことはソニに頼んだ。
でも、ティパニは何であんなこと言ったんだろう…