【悠雅side】
俺はどうしたいんだ、、、
煉二さんに言われてから数日が経った
俺はまだ答えを出させずにいた
愁たちや下っ端に心配をかけていることはわかっている
だけど、俺はどうしたら嵐龍のこともあいつらのことも守ることが出来るのかわからない
凛のことも諦めるなんていう選択はない
でも、こいつらを私情で怪我させるわけにはいかない
愁「悠雅。そろそろ少しでもご飯を食べてください」
幹部室の総長席であるソファに寝転がっていると俺の顔を覗きながら愁が言ってきた
あの日は総長室に籠っていたが、何かあっても悪いしとりあえず総長室からは出てきた
だが、俺はここから一歩も出なかった
出なくてもここは生活ができる
総長室にはシャワーがあるし、幹部室には簡易キッチンがある
だから、俺は幹部の奴らしかここ数日は会っていない
そして、飯もあまり食っていない
悠「いらねー」
俺は目を瞑る
――――バシッ
悠「っ!
いって、、、」
俺は驚いて目を開ける
雑誌のようなもので頭を叩かれたのだ
でも、この部屋には俺と愁しかいないので犯人は愁しかいない
頭上にいる愁に目を向けると、少し怒っていた
目だけが怒りを表している
愁「いい加減にしてください。
あなたは子供ですか!」
なんか愁が母親に見えるんだが、、、
俺は横にしていた体を起こし、座り直した
愁「ここには俺と悠雅しかいないので言わせていただきます。」
愁はそう言って、息を吐き出した
愁「お前は何を見ているんだ!!
俺たちはそんなに頼りないか!?弱いか!?
お前と共にここまで登り詰めたのは誰だ!?
お前の仲間だろ!
信じろよ!俺たちを!
お前を信じる仲間を!!」
愁は俺の胸倉を掴みながら言った
愁「なんでも話せとは言わない
だけど、お前がやりたいようにやれ!!
俺はそのためにいるんだ。
お前が今やりたいことはなんだ!?」
未だ胸倉を掴んでいる愁が言う
俺のやりたいこと、、、
そんなの決まっている
悠「凛の、、、あいつの傍にいたい」
俺は愁の目を真っ直ぐ見ながら言った
愁「なら、最初っからそう言ってください」
愁は胸倉を離し、口調を戻しながら言った
愁と俺は幼馴染だ
昔は今のような口調だった
あることを理由にあいつは変わった
雰囲気も口調も全部、、、
俺はそれをずっと隣で見ていることしかできなかった
でも、たまに誰もいなく俺と二人の時、本音をぶつけるときだけは口調が戻る
今みたいにな
悠「愁、ありがとうな」
俺はそう言って、愁をみた
愁「俺は別に何もしていませんよ。
それより、ご飯作りますから食べてくださいね。」
悠「わかったよ」
愁「ちゃんと食べないとあの凛さんを捕まえることは出来ませんよ」
愁はそう言って簡易キッチンの方に向かった
悠「うるせー」
俺は口角を上げながら悪態をついた

