――――サァァァァ
月に照らされた木々が風で揺れる
月は偽物の美少女をも照らす、、、
?「風邪を引くぞ、凛」
ベランダにある柵に座っていると、後ろから声をかけられた
今のあたしは、敵以外は気配をキャッチしないようにしている
誰でもかんでも気配を感知するのは神経をすり減る
それにここにはあいつがいる
あたしにとって南雲と同じぐらい時を一緒に過ごしている
凛「レオン…」
あたしは声の主の方を見ながら名を呼んだ
レオン「凛、おかえり」
レオンは近くに来て、あたしに言ってくれた
凛「ただいま、レオン」
あたしはレオンに微笑んだ
レオンはあたしにとって大切な人で、家族のような人だ
レオン「歯車が遂に動き出したんだな」
そっとあたしの頬に手を触れ、悲しそうな瞳を揺らしながら言った
凛「いずれ来るものだ。
それが今となっただけだよ。
それに随分自由にしてもらったからね」
レオン、お前がそんな悲しい顔する必要はないんだよ
あたしが選んだ道なんだから
レオン「俺はどんな結果でも凛の傍にいるから」
凛「ありがと、レオン」
レオン、あたしの傍にはいられないよ
いや、居させられない、、、

