空港から出ると表に懐かしい車が置いてあった
テオはあたしの腕から離れ、樹一と共に車に乗り込んだ
テオがこういうことするということは樹一に聞かせたくないことがあるからだ
アルベルト「念のため、自宅周辺を警護している」
アルベルトは車に背中を預け言った
零(凛)「助かる。
きちんと片がつくまで警護はつけておく」
あたしは蝶凰としての声で返答した
アルベルト「あぁ、そのつもりだ」
アルベルトはそう言って、車に乗り込んだ
あたしも後に続いて車に乗り込んだ
乗り込むと、久しい顔が運転席に座っていた
零(凛)「久しぶり、ライ。
今回もよろしく」
ライ「久しぶり、零。
さらに綺麗になったな」
そう前と変わらず言った
ライは前からこんな感じ
チャラ男ではないけどチャラ男っぽいのだ
ライ「早く帰りたいみたいだし、出発するな」
そう言って樹一を見て、ニヤニヤする
多分、さっきテオがライのことは自己紹介したから大丈夫か
ライとはテオみたいに略称の名だ
ラインハルトが本当の名前
長いからな
アルベルトも長いけど略称していない
いや、たまにしている
でも、あたしはアルベルトという響きが好きだから略称で呼ばない
他の奴らはアルと呼んでいるが
久しぶりに通る街並みはあたしの乱れていた心を落ち着かせてくれた

