最強女総長×俺様総長Ⅱ



【ユウシside】


玖籠「落ち着いたのか?」


隣にいた男は言った


俺は紅蓮隊に所属しているユウシ


隣にいる男は警視総監の孫にあたる玖籠というらしい


俺らにはどうでもいいことなので頭の片隅のデータだ


ユウシ「完全に止まりましたね」


俺は眼鏡をクイッとあげる


やれやれ


紅蓮隊のメンバーはいろいろ闇を抱えている


現に俺もだ


そして、俺の双子の弟のユウトもだ


そんな闇を抱えている俺らを同情もせず、救ってくれたのは紛れもない紅蓮隊リーダーの零だ


零は俺らに居場所と生きる希望を与えてくれた


どんなに返しても足りないぐらいの恩をもらった


俺たちにとって大切な人だ


そして、紅蓮隊のメンバーも大切な存在だ


お互い違う深い闇をもち、零に救ってもらった大事な仲間だ


さっきまで暴れていたコウスケとイルヤのこともだ


あいつらは紅蓮隊の中でも深く暗い闇を持っている


だから、ああやって時々暴走してしまうんだ


俺らではあいつら二人を止められない、、、


大事な仲間だけれど俺らの力では止めらないんだ


だからいつもああやって零が止める


零はこの中で誰よりも一番強く気高い人


そして、俺たちの精神安定剤だ


よかった


コウスケとイルヤの暴走が止まって


そして少ししてコウスケとイルヤは気を失った


暴走したあとはいつもこうなる


凛(零)「ユウシたちコウスケとイルヤを運んでくれる?」


リンッとした声が響く


ユウシ「了解です」


俺らは零からコウスケとイルヤを預かる


ユウシ「ッ!」


俺は零の変化に気付いた


ユウシ「零、手!」


俺が滅多に声を張り上げないので他のメンバーが、驚いて零と俺を交互に見る


でも、俺にはそれが映り混んでこなかった


凛(零)「ん?

あーこれか。

傷が開いたみたいだ」


と淡々と言う零


俺は零の手から血がポタポタ流れていたことに気付き叫んだのだ


ユウシ「零、気付いてたんですか?」


俺は零に近付き、血が出ている手を持っていたハンカチで応急処置をする


凛(零)「あ?

あぁ。なんか急に痛いなって思ってたら傷が開いてた

んま、これぐらいで死なないしほっといた」


はぁー


俺は盛大に溜め息をついた


零はどんなに怪我をしたとしても俺らが気づかない限り言わない


そしていつも無茶をする


俺らがいるのに頼ってくれない、、、


頼ってくれないのは悲しい


だけど、零は俺たちに力がないから頼れないんじゃなくて頼りかたがわからないから頼らないことを最近知ったんだ


だから、俺たちはどんな些細な変化でも気付くように頑張っている