そして、海藤甚助が捕まって三日が経った
海藤甚助が捕まったことはニュースにはならなかった
もちろん、外部の人間にもバレてはいない
玖将さんの圧倒的な権力で知ってるのは警視庁の内部でも少ない
黒川組が捕まるまではニュースにはならない
ニュースに流れれば、黒川組が取引を変更してしまうかもしれないからな
それであたしは今、警視総監室前まで来ている
さて、行くか
――――コンコン
玖将「はい?」
凛(零)「間宮です」
玖将「どうぞ」
凛(零)「失礼します」
あたしはそう言って中に入った
玖将「怪我はいいのかい?」
デスクの椅子に座っている玖将さんは言った
凛(零)「えぇ。こんなの掠り傷です」
あたしはそう言って包帯で巻かれた腕を見せる
玖将「掠り傷って包帯グルグルで説得力ないよ?」
苦笑いしながら言う
あたしが掠り傷っていうんだから掠り傷だ
あたしは怪我の報告に来たわけじゃないから本題に入ろうとしようかな
凛(零)「玖将さん。海藤甚助のSPの報酬のことですが、、、」
玖将「あぁ、わかっているよ。
それについてはもう少しで終わる。
黒川組のカタが付くときには終わっているよ。」
凛(零)「そうですか。ありがとうございます。
では、黒川組の件ですがご予定通り、本日の20時決行でよろしいですか?」
玖将「あぁ。
よろしく頼むね」
凛(零)「はい」
玖将「零。現場に行くメンバーと組のほうに行くメンバーの資料はこれだ」
そう言って玖将さんは資料をあたしに手渡してきた
あたしはそれを受け取り、目を通した

