凛(零)「やめろ、お前ら。
ほかの奴らが怯えているだろ」
あたしは溜め息交じりに言った
玖将さんはともかく、向けらている田中
そして、SPの奴らが顔を青白くしながら怯えている
イルヤ「でも、零傷付けた…」
イルヤが怒りを露わにして、田中を今にも殺しそうな目で見ている
凛(零)「イルヤ、大丈夫だ。
これぐらいの怪我であたしは死なないから」
あたしはそう言って、イルヤの頭を怪我してないほうの手で撫でた
イルヤ「………」
あたしはイルヤの頭から手を離し、田中に近付いた
凛(零)「田中………いや、ウライヤ・樹一(キイチ)・シュベリシ」
――――バッ
田中は思いっきり顔を上げて、目を見開いてあたしを見る
凛(零)「なんでって顔してるな。
あたしを侮ってもらっては困るな。
お前の正体も含め、すべて調べあげてる」
あたしはそう言いながら、田中と目線を合わせる

