――――ポンッ
あたしは雅雄に近づき、肩に手を置いた
凛(零)「頭を上げろ」
あたしの言葉で雅雄は顔を上げる
凛(零)「今までよく耐えたな。
もう無理しなくて大丈夫だ。
もし困ったり苦しくなったりしたら、お前の新しい家族を頼れ。
必ず助けてくれる。ここの奴らはバカだからなww
新しい場所で生きる意味を探せ。
希望を探せ。
お前なら必ず見つけられる。
それじゃ、あたしはこれで。
元気でな。」
あたしはそう言って、肩から手を離し雅雄に背を向けた
凛(零)「彷徨もじゃあな」
あたしはまだ、縁側に立っている彷徨に言った
彷徨「おう」
彷徨の言葉を聞き、あたしは玄関に向かって廊下を歩きだした
そんな凛(零)の後ろ姿に向かって、礼してたのを彷徨以外知らなかった、、、

