【万浬side】
――――パタンッ
静かにドアが閉まる…
俺らは静かに頭を上げた
棗(ナツメ)「万浬…」
俺に声をかけるのは煌凰随一の諜報員…棗
万「王が出てくれば俺らには何もできない…」
そう、王が命令すれば俺らは何もできない
いや、出来ないんじゃない
従わなきゃいけないんだ…
凛は滅多に王として俺らに命令しない
凛は誰かに縛られるのを嫌っている
人間は生まれたときから自由なんだ。
誰かに縛られる権利なんてない。
と昔、凛が言っていた
そんな凛だからこそ、滅多に命令を使わない
だけど、稀に命令を使う時がある
俺たちがいう事を聞かないとき、何かしらあるときなどに凛は命令を使う
今、命令を使った凛はつらいと思う
命令を言っているときの凛の顔は王の顔だけど、その瞳は辛そうな感じがしたからな
琉「王が出てきては俺らでも止められないからな」
そう苦笑いする琉伊
いくら四天王でも、王の命令となればその通りに動かなきゃならないからな

