凛(零)「去るにあたり、この者の退学を認めてくれませんか?」
あたしは書類を机に置いた
前条「これは…」
凛(零)「前条さんがこの者のことを気にかけていることはわかっています。
だから、この者をあたしに任せてもらえませんか?
悪いようにはしません」
あたしは前条さんの目を見ながら言った
前条さんが気にかけていることはわかっていた
前条さんも裏に関わっていたからこそ気持ちがわかる
だから気になっていた
だけど、何もできないのが現状
理事長だからと言ってももう足を洗った以上手出しは出来ない
結構悩んでただろうな
前条「………わかった。認めよう。
だけど、親の承認がないと書類は成り立たないのでは?」
凛(零)「そのことは任せてください。
そして、あなたが気にかけた者のことも」
前条「君にすべて任せる。
どうか、頼んだ」
前条さんはそう言って頭を下げてきた
凛(零)「頭を上げてください。
あたしは自分がしたいからするだけです。
気になさらないでください」
あたしは頼まれてしているんではない
自分が思った通りに行動しているだけだ

