凛「そろそろいい?ウザいんだけど」
あたしは資料の最後の一枚を見終わったところで言った
あれからずっと彷徨は一人でブツブツと喋っていた
そんな彷徨を無視し、あたしは資料を読み続けていた
だが、資料を読み終わったのにまだ喋っているから一言放っておいた
彷徨「凛ひどいなー。俺の話も全然聞いてなかっただろ」
電話越しから呆れた声が聞こえた
凛「どうでもいい話を長々聞いてる暇はない」
あたしは淡々と彷徨に言う
彷徨「相変わらず冷たいなー」
うるさいなー
まー電話なだけマシか
凛「あ、そう言えば彷徨」
あたしはもう一つの資料を見ながら言った
彷徨「んー?」
間延びした声が電話越しから聞こえた
凛「昨日、哉世(カナセ)に連絡した通り今日行くから」
哉世とは、彷徨の父親のことだ
彷徨「あー昨日親父に聞いたよ。わかった。
迎えはどうする?」
迎えかー
車はあたし運転出来ないしなー
バイクはちょっと難しいしなー

