世羅「雅はさ、たまにあんな風に携帯で呼び出されてつらそうな顔で早退してくんだよね。
あたしは何回か聞いたことあるんだけど話してくれなくてね。
巻き込みたくないって言っていつも教えてくれないんだ。
だけど、あたしの勘だけどさ多分後見人のヤクザに何か共用されてるってことだけはわかるんだよね。
雅は悪いことするような奴じゃないってずっと一緒にいてわかる。
雅は今、つらいと思う。
やりたくないことをやらされてさ。
止めたいけど、あたしたちが無闇に手を出せば雅が危ないと思って何もできないでいる。
でも、何もできないのがもどかしい、、、
雅があたしたちのこと助けてくれたようにあたしたちも雅を助けたい、、、」
昂汰「雅には、恩がある。その恩を返したいんだ」
助けたい、、、
二人の瞳からも伝わってくるその思い、、、
凛(蛍南)「そっか。
二人は上野くんを愛しているんだね」
あたしは微笑みながら言った
あの子には、幼い頃両親を亡くし愛されるという行為を受けたことがない
無意識に後見人に愛されようと言われた通りに行動するようになった
それがあの子がヤクを売りさばいてる理由だろう
誰でもいいから愛されたい
心からあの子はそう思っている
というか、愛してと叫んでいるんだろう
なら、この子たちの思いを伝えないとな
凛(蛍南)「上野くんを愛していること、大切にしていることをきちんと自分の口から伝えなよ。
それが上野くんを救うことになるとあたしは思うよ。」
伝えたい言葉は自分の言葉で口で伝えないと意味がないんだ

