上野「玖野さん、おもしろいね」
苦笑い気味に言う、上野雅雄
凛(蛍南)「え?そうかな?」
面白い?
思ってもみない言葉が返ってきたからびっくりした
上野「だって、他の奴らは僕のことなんて気にしない。
いない奴だと思ってるよ。
それなのに、玖野さんは僕のことを気にかけてくれた。
まぁ、僕のこと知らないからだろうけどね」
悲しそうに笑う上野雅雄
話してみるとヤクを売りさばくような人間ではないことは経った3日だったけどわかる
凛(蛍南)「だって、上野くんは日本に帰ってきて初めて話した人だからね」
上野「僕といても何も楽しくはないよ?」
凛(蛍南)「どうして?まだ、そんなに知り合ってもいないのに」
上野「まぁ、いずれわかるだろうから初めに言っておくね。
僕には両親がいないんだ。僕が幼い時に交通事故で死んじゃったんだ。
それで、僕の後見人になってくれた人がヤクザの人でね、それがみんなに怖がられて僕に近づかなくなったんだ。
ヤクザに関わってるやつと関わると何されるかわからないって感じでね」
悲しそうに笑う上野雅雄
裏と関わりがあると知ると表の人間は避けていく
それは裏と関わりたくないからだ
だからヤクザの子供に生まれてきた子は最初は、自分の環境に受け入れず家のことを隠して表に溶け込む
だけどそれは一時に過ぎないのだ
いずれバレ、仲良くなった子も離れていく
裏と表が混ざることは決してないのだ
表があるから、裏が存在する
裏がなければ、表は存在しないのだ

