ピピピピ、ピピピピ

「う、うーん」

カーテンから差し込む少しの光が私に朝だと告げる。

「はいはい今止めてあげるからねー」

私はアラームを止めて大きく伸びをした

今日は4月8日。

百合ヶ丘高校の入学式、

これから私が通う高校の入学式だ。

百合ヶ丘高校っていうのは、誰もが羨む

名門校。

学歴よし!制服よし!在校生は、みんな顔がいいみたい!(本当か?)

ピロン

「アレ?誰からだろ?」

私のスマホからLINEの通知の音が鳴った

見ると、中学からの親友の梨佳からだった

ーおはよー!起きてる?今日から百合ヶ丘の生徒だねー!制服アレ頑張んなくちゃー

「制服アレって、梨佳ミーハーだからなー」
 
百合ヶ丘は、成績がメッチャいいけど、お

坊っちゃま、お嬢様校じゃないから

意外とチャラい子とかもいるみたい

「よーし!私も頑張ろー!」

「ふーかー早くしなさいよー」

「はーい!」

私は、スカートの丈を短くして、

セミロングの髪の毛をポニーテールに結って、黄色のシュシュをつけて、
ナチュラルメイクをして!

すっかりJK になった

朝ごはんを食べて、お母さんと入学式の予定を合わせてから家を出た。

「行ってきまーす!」