「おいしー!パイン美味しいよっ!」

「じゃ、もらいっ!」

「ひどっ!じゃ私も!」

「うわー!」

「はははははは」

(アレうちらしか喋ってなくない)

ヤバイなと思って彰太と優樹を見ると

彰太と優樹は頬杖をついて、優しい目でこっちを見ていた。

ドキッ
 
「ど、どどうしたの?」

「ん?お前らほんと仲良いなと思ってな」

「うん、すごい仲良いね」

「あったり前じゃん!うちら中学からの親友って言ったけど、家とか意外と近いから
幼なじみみたいなもんよ!ねー芙佳!」

「うん!そーなんだよー!あと、親同士が仲いいしねー」

「そっかー、どの辺に住んでるの?」

「うんとねー聖光市ってところの聖光町!」

「マジかよっーーーー!」

「彰太、シー!」

大きな声で叫ぶ彰太を注意した

「俺らも…ーーー」

「ん?もう一回言って!聞こえなかった」  

「だから俺らも聖光町、」

驚いて、彰太と優樹を見ると二人とも驚いた顔をしていた

「ほんと!まぢで!じゃあ美土里線?」

「あぁ」

「まぢっーーーーーーーーーーー」

「うっせ!」

彰太は私の口を手でふさいだ

「うっ、うぐ、うぐ、」

「あっ、ゴメン…ーー静かにしろよ」

「ぷはー!苦しいって!」

「でも、ホントに聖光町なんだー」

「あぁ!2丁目なんだ」

「あー❗イ○ンのあるとこでしょー!」

「はいっ!梨佳せーかーい!」

「私たちは4丁目だよ、近さはビミョーだねー」

「まぁ、自転車とばせば10分ぐらいだろ」

「だな!明日から一緒に学校行かね!」

「え…ーー」

「あっ、嫌だったらいいんだけ…ーー」

「ありがとう!一緒に行こう!」

「うちも行く!」

「すっごいすっごい嬉しい!」

私はちょぴっと涙目になった。

「おいおい!泣くなよー?なっ、」

彰太が焦ってる

「芙佳かわいいっー!彰太焦ってるウケるわー」

「芙佳泣くとこじゃないしー!うちお腹いたーい!」

そんなたわいもたない会話をして私たちの一日は過ぎた。


  明日も楽しみだなー!