さっきのは、男子バスケ部のキャプテンの黒野翔。
私とはキャプテン繋がりでよく話す。






「ありがとうございました!」








練習も終わり、タオルで顔を吹いてると、







「華南先輩!お疲れ様です!」







「あ、理央ちゃん!お疲れ様。」








「もう先輩いなくて寂しかったです…。」








「ごめんね〜。今日から毎日来るからね!」







そして、片付けも終わり、部員も帰る中、私は体育倉庫の整理をしてた。








「華南、帰ろ?」







「湖南!ごめんね、今日練習付き合ってから帰るから、ママに伝えといて?湖南は可愛いから早く帰んなきゃダメだよ?」








「…そっか!わかった!」








そして、二人だけの体育館はやけに静かだった。