私はまだ華のSevenTeenになったばかりの高校2年生で将来の夢なんて漠然としていた


お嫁さんになれればいいかな。程度





「那海〜なんかバイト探さない?」



「バイト?また急になんで?」



「やっぱりクリスマスまでにはお金欲しいし」





私と友達の瑞希はいわゆる幼なじみで
幼稚園から今までずっと離れることはなかった




「まぁ、確かに」



「なんかいいとこあったら教えてよ」



「あ、そういえばこの間駅前のファミレス募集してたよ」



「那海。あたしがファミレスって柄?」





たしかに瑞希も私もフリフリをきて頭になんか乗せて笑顔で愛想ふりまけない


よく二人でいると夜の仕事かと誤解される





「じゃあ、居酒屋とか?」



「いいじゃん!居酒屋!金髪でも良さそうだし」






…なんて、簡単に言ってはいたものの

金髪の居酒屋のお姉さんなんて最近はそうそういないらしく明るすぎないほどの茶色で我慢のところが多く面接止まりだった