-麻琴side-
「おはようございます。
新入生の皆さんは受付で名前を伝えてクラスの確認をお願いします。
保護者の皆様は右手にある通路を使って講堂に向かってください。」
副局長の声が響く玄関。
私はニコニコ笑顔を浮かべて受け付けに立っている。
「次の方どうぞ。」
「マツイ ハルヒです。」
...76点。
通知表でギリギリ5をあげられるぐらいの点数。
なんて品定めしながら作業してるのは私ぐらいのもので。
「マツイ ハルヒくん...
1-3ですね。突き当たりの階段を上がってください。」
松井 悠妃...可愛い名前。
恋局に是非入れなければ。
「次の方どうぞ!」
私、2年齋藤 麻琴(さいとうまこと)は、そんな邪な感情を有効活用するために恋局に所属している。
