まさかそれ本気にしたのか? 軽い気持ちで言っただけだぞ俺。 「ちょっと行ってくるわ。」 「くれぐれも泣かせないよーに!」 兄貴様から注意され、日花梨の部屋に行く。 「日花梨ー?入るぞー?」 返事はなし。 部屋の中に入っていくと、制服のままベッドで寝ている日花梨の姿があった。 疲れて寝たのかよ。 俺は日花梨に近づきそっと顔を覗き込む。 日花梨の頬には涙の跡。 俺はそれを手で拭って、それからそっと頬に口付けた。