「どうしたの!」
「わぁ、斗真先輩。急に来たらびっくりするじゃないですか!」
斗真先輩こと、2年の旭 斗真君。
最近、よく一緒に昼ご飯食べたり、放課後一緒に帰ったりする仲。
先輩は見た目はちょっと派手だけど、中身は紳士な青年。
そのギャップにやられる女子がたくさんいる。
「なんか元気ないなーと思って。なんかあった?」
「わかります?」
負のオーラが出ちゃってるのかな?
「わかるよ、いつも日花梨ちゃんのこと見てるからねー」
「なんかチャラいんですけど(笑)」
こう言った言葉を恥ずかしげもなくさらっと口にできる斗真先輩。