「七瀬〜、今日の課題してきた?」







「蓮には見せないよ。」








「おーいお前ら、席付けー。」








先生の声で席に座る私達。








「入れ。」








「楠木斗真です。よろしくおねがいします。」








突然転校生が来た。
17歳の夏。







「じゃあ楠木は市原の隣な。」









「よろしくね。」







「うん。」








それが、私と楠木斗真の出会いだった。