そして唯一愛を感じられる時間がきた。



それは父の帰宅。



父は、何も知らない。



優しくひかりを抱きしめてくれる。



そして、あの悪魔のような母も姉も

父の前では、別人になるのだ。



でもね、お父さん。

お父さんは本当に気づかなかったの?



あんなに冷たい身体だったのに。

気付いて欲しかったのに。