昼休みも終わろうとしていた頃。
事件は起こった。
「…あら?」
「どうかした?」
突然歩みを止めた棗を不審に思い、愛梨は立ち止まる。
「あれ。」
スッと指を指す方向へ、首を傾けた。
「…あれは」
「うわあああん!!誰か助けてぇ!!」
それはかの少女だった。
先程志暢に見捨てられてからもずっと、木の上から降りられずにいたのだった。
彼女が動くたびそこかしこの枝がメキメキと音をたて、今にも折れそうだ。
「…なんであんなところに…?」
愛梨が疑問に思うのも仕方がない。
少女が降りられないのは勿論飛び降りる勇気が無いのが大きな理由の一つだ。
だが、それ以外にも彼女はある荷物を抱えていたのだった。
事件は起こった。
「…あら?」
「どうかした?」
突然歩みを止めた棗を不審に思い、愛梨は立ち止まる。
「あれ。」
スッと指を指す方向へ、首を傾けた。
「…あれは」
「うわあああん!!誰か助けてぇ!!」
それはかの少女だった。
先程志暢に見捨てられてからもずっと、木の上から降りられずにいたのだった。
彼女が動くたびそこかしこの枝がメキメキと音をたて、今にも折れそうだ。
「…なんであんなところに…?」
愛梨が疑問に思うのも仕方がない。
少女が降りられないのは勿論飛び降りる勇気が無いのが大きな理由の一つだ。
だが、それ以外にも彼女はある荷物を抱えていたのだった。
