『もしかして、バッティングセンター?』
私の言葉に笑った咲斗に、了解と頷いて、2人で走ってその機会に向かう。
『やった事あるのか?』
『あるわけ無いよ‼︎
私、バッティグセンター始めて!』
何かボタンを押しながらバットを手渡してきた咲斗に、ヘルメットをかぶりながらそう返す。
『……なら、少し早すぎたかもな』
『ん? 何か言っ……え!?』
何か呟いた咲斗に、聞き返そうとした瞬間だった。
私のすぐそばを、ものすごい速さで何かが通過していき、壁に当たったその何かが、転がりながら足に当たる。
……野球、ボール?
その何かの状態を確かめた私が、慌てて前を向くと、さっきと同じスピードで、また野球ボールが飛んでくる。
嘘でしょう‼︎⁉︎
こんなに早いのなんて、打てるわけ無いじゃん‼︎
手元にあるバットを手当たり次第振り回しながら、次々と投げられるボールを避ける。
たまたまあたり、ヒットになる所もあるけど。



