周りを見渡すと、私と咲斗のいるバスケットコートは大量の女の子たちに囲まれていた。
「お、女の子って怖い……。」
「……たく、女って生き物はどうしてこう騒ぎ立てるんだか…。」
(それはあなたの顔のせいかと…)
呟いた咲斗にそんなことが口にでそうになり慌てて押し込める。
「これ、勝負しにくいんだけど…。」
そうしないと私、女の子達ににらみ殺されるよ…。
「……だな。どっか隠れるか。」
隠れる??
隠れるってここ隠れる場所ないでしょ…??
「取り合えずこっからでるぞ。」
バスケットコートの入り口に溜まっている女の子達に微笑みかけた咲斗は、
「退いてくれるかな?」
と首を傾げた。
ソレをみた女の子たちの顔は赤くなっていき、ササッと入り口を開けた。
「……恐るべし王子様…。」



