負けた方が??
「いいね、それっ!!のったっ!
何本勝負??」
「五本でいいだろ、」
「了解。じゃ、私からやってもいい?」
「ああ。」
フリースローラインに立ち、リングを見据えてボールを構える。
私が打ったボールは綺麗に弧を描いてゴールへと吸い込まれた。
パシュッ
ボールが網にこすれた音がした。
「やったっ!!」
「…………バスケしてたのか??」
「してたってゆーか…なんとゆーか…。」
昔からバスケだけは得意なんだよね…
ほかの球技はまるっきりだめですけども。
「バスケだけ、得意なのか?」
だけ、をイヤに強調する咲斗。
「……そうだけど…。」
「そうか…、ま、負けねぇけど。」
ニヤリと笑いボールを手に向き合った咲斗はボールを投げると、そのままリングへと吸い込まれた。
「キャーァァアァアアァア!」
その瞬間、周りで見ていた女の子たちの黄色い悲鳴が響いた。
「…………え?」



