「なんか悪かったな琉生」
白滝の流血した額をタオルでおさえながら古見が謝ってくる
「いや、俺は全然だけど」
てかむしろあの悪いのは先輩なんじゃ…と思ったがあれは不可抗力で。
うん、さっさとノックしなかった白滝が悪い。
「お前らが古見のクラスの生徒か?」
本棚の方から声がかかる。
こっちの方に歩いてきたその人は眼鏡に黒髪の真面目そうな先輩だ。
「はぁ。そうっす」
「名前は?」
「琉生、です…」
「………」
会話終了。
なんなんだよ…てか話した直後にパソコンにキーボードで何か打ち込むって…
いや、気にするな俺。

