「だって古見いれば車で行けるし。しかもなし崩しに奢ってもらえそうだし」
あっさり言いやがった。
「おまっ!明らか奢ってもらうのが目的だろ!」
「……古見、昨日給料日だったんじゃねぇ?」
「なっ……!」
たまたまカレンダーに目を向けた俺はカレンダーの方を見たまま、古見に聞こえるか聞こえないかの声で呟いた。
「なっなんで…」
「○ついてるから何となく勘で。」
カレンダーの25の所についた○を指さす。
俺の隣に来た白滝と目が合って、俺達は古見を見て口角だけを吊り上げて笑ってやった。
「あ-…くそ!俺の仕事が済んでからだぞ?」
「よっしゃ!」
やっぱ奢りは魅力的だしな。

