アオイが出て行ったことを見計らって
残りのふたりにも本当のことを話す
レイは泣きながら私に抱きついて
「一緒に頑張ろうね、何でもするからね 」
と
ヒナタくんはただただ唇を噛み締めて
窓の外を見ていた。
そして今日はみんなに言わなきゃいけないことがもう一つ。
昨日の夜にたくさん考えて出した答え。
これから私がするべきこと。
「あのね…」
「ハルトくんにお願いがあるの」
「なに?」
「ハルトくんにすごく申し訳ないこと言うってわかってるけど、ハルトくんしか頼れないの。」
「なんでもいってよ」
「私…
アオイと別れようと思う」
え???
みんなの声が重なる
「アオイにもいつかは話さなきゃいけないって昨日ずっと考えてた。でも考えれば考えるほど、いい結果は見えなくて。
別れて距離を取りたいの」
「で、なんで俺が必要なの?
もしかして…」
「うん、ハルトくんにはほんとに申し訳ないけど、私と付き合ってるふりをしてて欲しい。」
「それでいいの?真実を知った時の水野くんは相当傷つくかもしれないよ?」
「そうかもしれない、でも、私のことを背負ってもらうのは私が嫌なの。アオイも今受験で、アオイはレベル高いところを目指してるから。」
沈黙の病室
「で、それいつ言うの?」
ハルトくんが言う
「近いうちに言いたいかな」
「ソラちゃんがいうなら仕方ない。手伝うか…」
「そうね」
「そうだね」
「うん」
「みんなありがとう」
私には残されてる時間が少ない。
やりたいこと、たくさんある。
守らなきゃいけないものは最後まで守る。

