〔ハルト〕 「案外本気なんだけどね。じゃ、お大事に。」 そう言って保健室を出る 彼女にはきっと聞こえてない 保健委員の代わりに来たなんてのは嘘。 好きで。心配で来た。 同じクラスになってからずっと 誰にでも笑顔で、元気で、健気な君はいつからか僕の太陽だった。 でも、君の隣はいつもアイツがいて。 「どうすっかなぁ…」 そう呟いてクラスに戻った。