〔ハルト〕
今日は水野君が来ないからと言って水野君の教室へ行くソラちゃん。
「あぁ、キモイな俺。ずっと目で追っかけちゃってんじゃん」
ぼそっと呟きながら日誌を書く
荷物をまとめて教室を出ると
帰ったはずのソラちゃんが水野君の教室の前で
今までに見たこともないくらいの悲しそうな顔で立ち尽くしていた
何が起こったのかと遠くから覗こうとすると
そこには今日転校してきた美人と噂が立っている女の子と水野君
転校して来てそうそうかよ
最近の女子ってすげぇな
そんなこと思う一方で今にもなきそうなソラちゃんは走って行った。
今日だけ、いまだけでいいから。
俺に頼ってくれないかな。
言葉にはできない想いをこめて彼女のそばにいた
ぎゅっと抱きしめたかった
でもここで抱きしめたらさらに辛くさせるだけか?
何考えてんだよ俺、今ならソラちゃんを好きにさせることができるかもしれない
頭の中はいっぱいいっぱいで
でも結局
俺は抱きしめようとしたその手をおろした。

