〔ソラ〕
アオイ遅いな〜
今日は私からアオイを迎えに行くか。
朝はちょっと申し訳ないことしちゃったし。
アオイの教室に向かう
アオイ────
脚がすくんだ
一番見たくないものを見てしまった
レイを抱きしめるアオイ
どういう経緯でそうなったのだろう
余計なことばかり考える
レイも拒否するどころかアオイの腰に手を回した。
なに?ヒナタくんじゃなかったの?
なんのためにあそこまでして…
「ッ…」
嗚咽を抑え何も見なかったことにしようと学校を出ようとした
振り返るとそこにはハルト…くん…
抑えていた何かが止まらずに涙が溢れた
ハルトくんは何も言わずにただ私のそばにずっといてくれた

