すべては君に会えたから

〜✯Aran☆〜
「あらアラン、おはよう。今日も早いわね〜」



話しかけてきたのは花屋のユリ姉さん。
淡い紫色の髪と瞳。
結構美人でしょっちゅう旅人に告られてる。



「おはよう、ユリ姉さん。まぁココのためにも頑張らなくちゃいけないからね。」


ココは、俺の双子の妹で生まれつき体が弱く働くことが出来ない。




両親は何年か前の戦争で死んでいる。



この世界では、国同士の争いが絶えない。




そして、国民達はその争いに巻き込まれる。




戦争は終わって今は平和だけれどまたいつ戦争が始まるか分からない。



「そうだけど・・・
あまり無茶はしないようにね、貴方まで倒れてしまったらどうするの?」



「あはは・・・
善処するよ・・・」



そして、俺はいつもの仕事場に向かう