私は、いつも一人でこの森を、この国を守っていた。何十年、何百年・・・
いつからここにいるのか、いつから守っているのかわからなくなった、わからなくなってしまった。


『これが役目だから、だから仕方がない』


そんなことを言って誤魔化していた。


そのせいか自分自身の気持ちがわからなくなった。どこかに心だけおいてきたかのように、楽しさも、悲しみもわからない


今は、ただただ自分の役目を果たす


誰とも関わらず、ただ・・・



ひとりぼっち・・・