練無side
15分ほどして
ジーンズにスニーカーを履いた紫子が
野々崎公園に戻ってきた
「はあはあ、悪かったなあ……」
息があがった紫子は練無に両手を合わせて
謝罪をした
「そんなに、僕とのペアルックが嫌だったの?」
「え?」
紫子は叫んで腰を浮かせる
公園内の周囲の人々が紫子に注目する
その反応に気づいた紫子は、ゆっくり深呼吸をして
森川を見た
「なんや、森川!!」
紫子は声を押し殺して
森川をにらみつける
「僕、なにも言ってないよ」
森川が首を振る
「どうして………?」
紫子は練無を見た
「馬鹿じゃないからね」
練無は呆れた顔で紫子を横目に一度だけ見た
「状況から多少なりともかんがえれば、まあ、行き着く結論だよね」
「そうとも限らないよ、小鳥遊
例えば、服を汚したとか……」
「だったら、お前は喜ばない」
練無はため息を吐いた
「仕方ないやろ…」
「かちん」
「なんや、れんちゃん…頭のネジが外れてるで」
「そんなに嫌なの?僕とのペアルック?」
「嫌や」
「かちんかちん」
「れんちゃんも悪いで、
デートに女装するか、普通?」
「これが僕の自然体なの!!」
練無が叫んだその時、森川が長いため息を吐いた
「痴話喧嘩なら他所でやってくれ」
「森川、お前はもう帰れ!」
「僕は見た」
森川が言った
「小鳥遊は見てない
この際だから、これではっきりさせよう
これで、クリスマスイブの借りは
チャラだよ」
「はあ?話が違うぞ?」
「それでは、楽しんできて」
森川は手を振りながら
公園を後にした
15分ほどして
ジーンズにスニーカーを履いた紫子が
野々崎公園に戻ってきた
「はあはあ、悪かったなあ……」
息があがった紫子は練無に両手を合わせて
謝罪をした
「そんなに、僕とのペアルックが嫌だったの?」
「え?」
紫子は叫んで腰を浮かせる
公園内の周囲の人々が紫子に注目する
その反応に気づいた紫子は、ゆっくり深呼吸をして
森川を見た
「なんや、森川!!」
紫子は声を押し殺して
森川をにらみつける
「僕、なにも言ってないよ」
森川が首を振る
「どうして………?」
紫子は練無を見た
「馬鹿じゃないからね」
練無は呆れた顔で紫子を横目に一度だけ見た
「状況から多少なりともかんがえれば、まあ、行き着く結論だよね」
「そうとも限らないよ、小鳥遊
例えば、服を汚したとか……」
「だったら、お前は喜ばない」
練無はため息を吐いた
「仕方ないやろ…」
「かちん」
「なんや、れんちゃん…頭のネジが外れてるで」
「そんなに嫌なの?僕とのペアルック?」
「嫌や」
「かちんかちん」
「れんちゃんも悪いで、
デートに女装するか、普通?」
「これが僕の自然体なの!!」
練無が叫んだその時、森川が長いため息を吐いた
「痴話喧嘩なら他所でやってくれ」
「森川、お前はもう帰れ!」
「僕は見た」
森川が言った
「小鳥遊は見てない
この際だから、これではっきりさせよう
これで、クリスマスイブの借りは
チャラだよ」
「はあ?話が違うぞ?」
「それでは、楽しんできて」
森川は手を振りながら
公園を後にした

