それから九ヶ月後に、一通の手紙が届いた。その手紙にはオオカミ族の紋章が押されていた・・・。
《 ずきん族の王、エド・レオン・ラフィスに伝う。
五月二十九日 我国に男の子が産まれた。
王 ジャス・フォアーゼル 》
私はこの日を境にオオカミ族との接触を堅く掟で禁じた。
もし、私の子でなくジャスの子だったらあいつの所へ連れてかれるのは確実だ。だとしたら引き戻したターナまで失ってしまう・・・。私はせっかく授かった小さな希望を失いたくなかった・・・。また、あいつに取られたくなかったのだよ・・・・。
結局、自分の不安は消えることはないまま時はあっという間に過ぎ、アカの産まれた七月十日になった。
その時、私はある決心をしていた。
ずっと聞けなかったジャスとのことを聞いてみようと思ったんだ。
それで不安は消えるかもしれない。そう思ってたんだ・・・。
でもお前が産まれた日の夜、ターナの目はパンパンに腫れていた。半日泣いたってあんなに酷くはならない。私は何度も「どうした?」と聞いたが、「何でもないわ。」としか言わなかった。でも、無理して笑っているのは確かだった・・・。
《 ずきん族の王、エド・レオン・ラフィスに伝う。
五月二十九日 我国に男の子が産まれた。
王 ジャス・フォアーゼル 》
私はこの日を境にオオカミ族との接触を堅く掟で禁じた。
もし、私の子でなくジャスの子だったらあいつの所へ連れてかれるのは確実だ。だとしたら引き戻したターナまで失ってしまう・・・。私はせっかく授かった小さな希望を失いたくなかった・・・。また、あいつに取られたくなかったのだよ・・・・。
結局、自分の不安は消えることはないまま時はあっという間に過ぎ、アカの産まれた七月十日になった。
その時、私はある決心をしていた。
ずっと聞けなかったジャスとのことを聞いてみようと思ったんだ。
それで不安は消えるかもしれない。そう思ってたんだ・・・。
でもお前が産まれた日の夜、ターナの目はパンパンに腫れていた。半日泣いたってあんなに酷くはならない。私は何度も「どうした?」と聞いたが、「何でもないわ。」としか言わなかった。でも、無理して笑っているのは確かだった・・・。
